ステイルメイトをご存知でしょうか?

チェスをする人にはおなじみの言葉ですが、将棋ではあまり聞かないかもしれません。ステイルメイトとは、王手はかかっていないのに、指せる手が1つも無い状態のことです。

この記事では、ステイルメイトとはどんな局面なのか、将棋ではどう扱われるのか、そしておすし将棋ではどうしているのかをまとめます。

ステイルメイトとは

ふつう、対局が終わるのは「詰み」か「投了」です。詰みは、王手がかかっていて、それを防ぐ手が無い状態でした。

ステイルメイトは、それとよく似ていますが少し違います。

詰み

王手がかかっている + 合法手が無い

ステイルメイト

王手はかかっていない + 合法手が無い

玉はいま取られそうになっているわけではありません。でも、どこに動いても相手の駒が利いている場所に入ってしまい、ほかに動かせる駒も、打てる持ち駒も無い。そんな「手詰まり」の局面です。

将棋でのステイルメイトの例

たとえば次の局面です。後手は玉(1一)だけ、持ち駒もありません。先手が龍を ▲3二龍 と動かしました。

盤の右上隅だけを表示しています。×は龍が利いていて、後手玉が動けないマスです。後手は玉以外の駒も持ち駒もありません。

つまり後手は、負けてはいないのに、指す手が無いのです。

将棋では持ち駒を打てるので、ステイルメイトはめったに起こりません。起こるのは、相手の駒をほとんど取りきって、相手が玉だけ・持ち駒なしになったようなときです。

チェスと将棋で扱いが違う

ステイルメイトの扱いは、チェスと将棋で大きく違います。

将棋では「手番の人は必ず1手指す」のが基本で、パスはできません。指す手が無いなら、もう投了するしかない、というわけです。

おすし将棋での扱い

以前のおすし将棋では、ステイルメイトの局面を終局として判定していませんでした。そのため、手番が回ってきたCPUが指せる手を見つけられず、対局が止まったままになってしまうことがありました。

いまは、着手のたびに「王手はかかっていないのに、合法手が0か」を確認しています。ステイルメイトになったら、次のように終局します。

  1. 指せない側(手番側)の投了として対局を終える。直前に指した側の勝ち
  2. 指せる手が無いため後手が投了しました(ステイルメイト) とメッセージを出す
  3. 「投了」のカットインに、小さく「ステイルメイト」と添えて表示し、対局終了の画面へ進む

CPU対局でもオンライン対局でも同じ扱いです。自分がCPUをステイルメイトにすればCPUの投了で自分の勝ち、逆に自分がステイルメイトにされれば自分の投了(負け)になります。対局の記録やレーティングでは、通常の投了と同じ「投了」として扱われます。

まとめ

このアプリでは、ステイルメイトが起こった場合は自動で投了するようにしています。